もう嫌や。

俺は風呂に入って、すぐに携帯と財布をポケットに入れて出かける準備をした。


こんなんやってられるか。


「ちょっと、どこ行くん?」


「コンビニ」


とりあえず、頭冷さな。


外に出て、テキトーに歩いた。
何か…愛美が家に来て騒がしくなった気がする。


コンビニに入ると、客は2、3人しかいなかった。


水を1本買って、近くの公園のベンチに座った。


一口飲んで、空を見上げる。


「はぁー…」


もう柚のことしか思い出せない。

俺、重症だな。