でも…あんなかわいらしい姿で見つめてくるのは反則やろっ。

「れーん君?」

「…」


お、襲ってしまいたい。

ガバッと…黒い俺と白い俺が言い争う。


『どうせ、付き合うんだし…いいんじゃね?』


『あかんやろ。ここで嫌われたら…』


…白。お前、ええこと言うな。よっしゃ、絶対ダメや。


「蓮君、泳ごー」

「ああっ」


海へと飛び込むと、冷たっ!
けど、気持ちいいもんやな。


「冷たいっ!」

「あっためてあげる?」

「えっ!?」


顔を真っ赤にしながら、慌てていた。

ホンマ、年上には見えんな。