「お、おお」


震える手で、どうにか柚の水着のヒモを結んだ。

肌白い…すべすべやなぁ。


「できた」

「ありがと~」


かわいい、かわいいっ。
抱きしめたいわっ。


「じゃ、行こう」


柚が俺の手を引っ張った。

誰もいない海でよかった。
心から感謝するわ。


「冷たいっ」

「当たり前やろ~」


笑っていると、柚が俺に冷たい海の水をかけてきた。


誘ってるん?
水、かけてほしいん?


エロくなるやん。無理や、無理。絶対、倒れるし。


カッコ悪いとこ見せられん。