「あら…あらあらあら。仲がいいわねぇ」

「店長っ。今日、デートしませんっ?」

「あ、俺も!」

「ずりぃって、俺ー」


3人は、必死に店長を口説こうとしていた。

無理やろ。店長、天然やし。
柚も天然だけどな。


「ほれ、そこ。サボりは認めんぞ」


雑巾を3人に投げた。
サボり…って、あ。


無断欠席やな。あーあ、まぁ…ええわな。


「蓮君。ちょっと手伝ってー」

「ああ」


花束をいくつも受け取ってテーブルに置く。

すべて、赤いバラだった。


…そうや。
花言葉、覚えて柚に花プレゼント…いい考えや!


本でも買って覚えよ。