「うっ……」


うっ?

木の上から、変な声が聞こえた。


なんや、呪われてるんか?


「うぇっ…うう」


「この木、登るな…だってよ」


「え!?」


愛美発見。
すると、勢いよく木から落ちてきた。


「あっぶな…!」


俺は愛美をキャッチした。
重いっ…けど、女って気にするよなっ。


「何しとんねん」


「れ、蓮…どうして…」


「散歩してた」


愛美を立たせて、俺はデカイ石に座った。

おお、眺めええなぁ。


打ち上げ花火って、久々に見たなぁ。

懐かしい。