あ~、仕事サボりたい。

こんなんいつまでもできるはずないし。

つまらん仕事やし、もうちょい楽しいもん探すか。


たった今、店長に辞めます言うた仕事『タコ焼き屋』


あんなん買うてくれるんは、気前のいいオバハンか顔目当ての女だけ。


―バシャッ―


「冷たっ!!」


うおっ、最悪や!
水てっ!


「す、すみません!」


「あ~…ええよ」


謝っている女を見た。

…めっちゃかわいい。

タオルを受け取って、顔を拭いた。


「本当に申し訳ありません…」


「ええって」


むしろラッキーや。
これは運命?

運命やな。絶対、運命!