時間はまだ7時35分。

付き合うどころか、話した事もないのに彼に会いたくて、早く学校にきた自分が恥ずかしくなる。

これが恋なんだなんて考えていると、一人の女子生徒が教室に入ってきた。

彼女の名前は「北條美春」。
幼稚園の時からの友達で、いわゆる幼なじみというやつだ。