「な-に笑ってんの?」

片付けも終わり無事はるかの
頭の上の角も隠れて、たけるは
安心がつい、口もとに出ていた

「いやいやいや!なにもないよ!?」

「怪しいな-」

ここでうっかり理由なんて話したら
僕の命が危ない

なんて、結構失礼なことを考えた

「本当だよっ?だから怪しくないよ」

たけるは必死である

う-ん、と首をひねり渋々納得した
はるかを見たたけるは、またもや
口もとに安心が出てしまっていたが
はるかがそれに気づくことがなかった