「長谷川さん・・。ありがとう。」


あたしが御礼を言うと、蓮は面倒臭気に首の後ろを触り、紅茶のお代わりを入れに簡易キッチンに行きながら言った。


「長谷川さんは、止めてくれ。
 あと敬語も必要ない。」