「信じるも信じないもあんたの
 勝手だが、俺は・・人や物に
 触れると、触れたものの
 記憶が見える。つまり、
 過去を知る事ができるんだ。
 この能力を使って、あんた達
 の居場所を見つけた。
 そして、あんたの妹の身体に
 触れた時、何があったのかを
 知った・・。俺が来るのが一足
 遅かった事も・・。
 ・・・すまない。・・別に信じて
 くれなくて構わない。」


最後に付け足す様に言って、
肩を落としてそう話した。