何をする訳でもなく、
ただジッと遊んでいる
子供たちを見ていた。


見ていても何も感じない。


そうしていると、
独りの女の子が近づいて来た。


・・・この子、あの時の。
これは夢?


俺に名前をくれた女の子。


名前は・・・**?
あれ?思い出せない。


女の子に尋ねる。


「君の名前を教えて?」


女の子は、
白い歯を見せて笑った。


「あたしを見つけるって、
 やくそくしたでしょ?
 あたしの名前は・・・・」