「おい、着いたぞ。
 此処がその現場だ。」


蓮は重要参考人と言うことで、
現場に一緒に入った。


そこは死体こそないものの、
血の臭いがまだ残っている。


蓮はこの部屋に何も感じない
のか、スタスタと中に入って
行く。


色んな場所に
ゆっくりと触れていった。

目を瞑り、
表情はよくわからない。



ある程度触れ、蓮は徐にこの近くにある画材ショップの路地に連れて行け、とだけ言った。