「何をしに来たんですか?
俺も忙しいんだけど?」
そう言って不機嫌な顔をする。
「嫌なぁ、ちょっと
煮詰まっちゃってよ?」
「今度は何ですか?俺には
関係ないでしょう。一々
巻き込まないで欲しいな、
迷惑なんで。」
「あのなぁ。
黙って聞いてりゃ、
好き放題言いやがって。」
つい声を荒げると、
横にいた明智が・・
「ダメですよっ。」
っと、小声で耳打ちしてきた。
そうだった、こいつの機嫌をそこねたら意味がない。
確かに俺達警察が一般人に、事件の手助けを頼みに来る事なんて、まずないだろう。しかし、こいつは特例と言うやつだ。
勿論知っているのは、俺と相方の明智くらいだ。