「大丈夫だ。君は脅されていた
 んだ、君も被害者の一人だ。」


長谷川が説明すると、少年は安心
したのかほっと息を吐いた。


「じゃあ、私達は証拠を集めに
 向かう。君は、此処に居て
 くれ。巻き込まれない為にも
 絶対此処から出ない、と約束を
 して欲しい。できるか?
 逮捕次第、君に会いに来る。」

「・・・わかった。」


少年の返事を待って、
門倉を連れ病室を出る。