翌日、長谷川と門倉の二人は、
また病院に訪れた。


少年の病室に入ると、少年は
感情のない顔でこちらを見た。

本当に人形の様だった。


・・この子に一体何があったんだ。


門倉はそう思わずには、
いられなかった。