何かキャラ違くない!?




この人ホントに変人!?




何か可愛らしいんだけど!!!




「え?……ぁ、うん」




苦笑いを見せながら頷くと、変人は嬉しそうにさらに両手を握ってきた。




「ホント!?ホントにホント!?」




何こいつしつこっ!!




「うん。ホントにホント」




ヤバイ……笑えません。




絶対顔引きつってるよぉ。




そんなあたしの戸惑いもお構いなしに、変人はあたしの顔を見つめる。




「そうだ!名前聞いてなかったね!何ていうの!?」




「え……」




あぁ。そういえば、あたし名乗ってなかったっけ。