Koiko*Side
「おーい!!!」
大声でそう叫びながら、あたしは変人の元へと走って行く。
「あぁ?」
焼き芋を焼き終わったらしい変人は、あたしを見て怪訝な表情をする。
正直言って何であたしがこいつの相手をせにゃいかんのかは分かんないけど。
親友の頼みを断れないから!!!
壊れたあたしは、何をするっと事も考えずに変人の前に現れた。
って訳。
こうなったらとことんやってやろうじゃないの!
瑞希が言ってたのは、こいつと友達になるって事だよね!?
なら簡単さ!
「ねぇ?愛斗君」
「馴れ馴れしく名前で呼ぶな!」