出会いは、小学校1年生の入学式


入学式が終わって父母会に参加しに行った両親は誰もいない学校に私を置いていった。


誰一人として居ない学校。


真っ白な世界に一人取り残された気分・・・。


「・・・・・・・・。」


黙っていると・・・・、



ガゴンッ・・・・


キュッ・・・・


シュッ・・・



私は、どうしてもその正体が気になって仕方がなくなった。


・・・・覗きにいったら



一人の同い年の男の子が必死にボールを操っていた。



「あ・・・・。」




「あ・・・・・、ごめんなさい!」




沈黙の空気が流れた・・・・・



黙っていた男の子が、



「僕、一年一組天根 響。よろしく」



「わ・・・・私も一組 相賀 劉。」