「…今から向かうよ今どこ?」

「……ユウヤ?大丈夫だって!今、玄関の前にいるの!」


私は、右手に持っていた鍵を、鍵穴に入れてた。


ブーツを脱ぎ捨てて。


ユウヤの部屋へ向かった。


部屋に入ると、すっかり日が落ちた部屋は寒くて…。


携帯電話の着信ランプが、点滅していた。


「美穂?」


お互いに携帯を持ってた手を、離して、ユウヤに抱きついた。

「……熱っ!」


.