美味しい…甘い…アイスだ…
「おい、こら優季!アイス食べたまま寝るな」
左手にアイス右手にスプーン…
あっまたやっちゃった…
あたしはアイスを食べたまま寝るのが癖。
たまにスプーンごと加えながら寝ることがあって危ないから雪斗がすぐ起こしてくれる
前は完全放置(笑)
「あー…」
雪斗が声をあげた。
「ど…どうしたの?」
「今日未来と会う日だった。でもまあいいか」
「やった☆」
雪斗大好き。前は会うの忘れてても未来さんのとこいってた。
今日も一日雪斗とずーっと一緒!
だと思ってたのに…
ドンドンドンドン!!!!!!!!
「うるせー」
誰かが玄関のドアを思いっきり叩いてる。まさか…
「開けなさいよ!雪斗!」
未来さんの声だ…
「うるせーな。なんだよ」
雪斗が玄関の戸を開けた。すると…
ドサッ――――…
見たくない光景を見てしまった。雪斗と未来さんのキス…
あたしは見ていられなかった。だからベッドルームの戸を閉めて泣いた。