あたしはバスルームにあるバスタオルを持ってきて彼に被せた。

「大丈夫?風邪ひくよ…」

「ああ…悪いな」

コンビニで買った雑誌や煙草がびしょびしょになっている。
彼も髪の毛やコートがびしょびしょ

「寒い…。風呂はいるわ…袋に入ってるインスタントのスープのんでいいよ」

あ…久しぶりのコーンスープだ。なんか懐かしいな。

「あ…ありがとう」

「ああ」

雪斗がバスルームの戸をしめる。

あたしはお湯を沸かしてカップにお湯をそそいだ。

あったかい…

「美味しいな…」

コーンスープがアイスに似ていてちょっとびっくり。
甘いしクリーミーだし人をいい気分にさせる…

「あー温まった。優季も入れよ」

「一緒に入りたかったー」

「あほか。お前は」

彼の上半身裸姿。筋肉がついていて本当綺麗な体だ。

「うまいか?それ。」

「美味しいよ!懐かしい味!」

「お前最近アイスしか食ってなかったからな。よくここまで腹壊さずにこれたな。」

「健康なの!あたしの体は」