それよりも問題は
私と宏紀の事…

え……？

声にならない驚きを
愛菜は少し笑った。

“美里が宏紀の事を
好きなの知ってて宏紀と
付き合ったの。”

愛菜はそれから
いろんな話をした。

どうやら私に嫉妬して
宏紀と付き合ったらしい

付き合ってから
好きじゃなかった宏紀の
事がどんどん好きに
なっていった。

そんな時に距離を置こうと言われたみたいだ。

そしてその間に宏紀は…

“あのまま宏紀が
生きていたとしても
私はフラレたと思うの。
宏紀には好きな人がいた
きっと相手は美里よ”