『でも‥今日の佐藤さん変』

いつもはこんなに近づいたり、腰に手を回したりしてこないもん。


そう言うと私から目をそらして

「俺だって我慢の限界なんだよ…。」


そう呟いた。



我慢…?


限界…?


『え‥?それって‥』


混乱状態の頭を整理しながら佐藤さんの言葉を待つ。

「はぁー

美里はさ、俺の事好き?」

私の気持ちを確認するかのように聞く佐藤さん。

『好き、に決まってるじゃん。バカ』