そして、放課後。


なんだか2人の言葉が胸につっかかったままァタシゎ彩雅が来るのを待っていた。


「お待たせ!!待った?」


息を切らせた彩雅がァタシを見ながら頭を撫でてくれた。


「ううん。大丈夫だよ。早かったね。」


これは、彩雅に相談しなくてもいいことだよね??


このときは本当にそう思ったの。
あんなことになるなら相談しとけばよかったのかな。


「碧が寂しがってると思って、急いで用事すませたんだ。今日はどこ行きたい?」


「彩雅とならどこでもいい。」



「えっ…。」


彩雅が驚いた声をあげたまま無言になったから気になって顔を上げた。


「ど、どうしたの??」


彩雅の顔を見たいことないくらい真っ赤になっていた。


「こ、こっち見んな。」


そういって右手をァタシの顔に覆った。