「もう、子どもじゃないんだから、重たいでしょ??」


なんとか誤魔化してその場を乗り切ろうとしたけど、


「重たくないよ。むしろ心地いい。碧…したい。」


ドキッ!!

「な、なに急に?!」

焦って頭が混乱する中で彩雅は首を傾げて甘えてきた。


「ダメ??」

絶対、確信犯だ。


「ダ、ダメ…じゃなぃ…」


消えそうな声で必死に言葉を返した。