「じゃあ、俺のお願い聞いてくれる?」


「えっ??」

予想していなかった言葉でびっくりしたけど、なんでも聞いてあげたいと思った。

「ァ、タシにできる、ことならなんでもする。」

そして、彩雅の次の言葉を待った。


「また、俺の彼女になって。」

それだけ言うとァタシを力強く抱きしめた。

「えっ??」

今の状況を把握できない。

「うんって言えよ。じゃなきゃ、絶対許さねぇ。」

抱きしめる腕に再び力を入れられる。


「いい、の??また、彩雅の彼女になっても。隣にいても??」

「いいに決まってんだろ??俺はずっとお前しか見えてないのに、勝手に俺から離れていきやがって。今度は何があっても絶対離してやんねぇからな。」


この涙はいつになったら止まるのかな??

こんな幸せな、夢のようなことがあっていいの??

ァタシ、彩雅の隣に戻ってもいいの??