「・・・こういう匂いするんだ・・・」





逆に麻鈴は感激してる・・・



は?




全然匂わねぇぞ?




「まったく匂わねぇよ」


「そりゃそうでしょ。血以外食べ物と思えないんだから」


「・・・嗅覚も変わったのか?」


「当然。」







たしかに腹は減ってるけど・・・




この料理を食べたいとは思えねぇ・・・






むしろ・・・




麻鈴の血を吸いてぇ・・・





「こういう味するんだ・・・しかもおいしいって思える・・・」






麻鈴は人間になれたことに感激しまくりだ





俺は空腹・・・