「ごめん。別れて。」







えっ?






あたしは自分の耳を
疑った。








今・・・なんて言った?







「俺、お前に合わせるの
 無理だわ。」






窓から強い北風が
吹き込んでくる。






その風が一層、
あたしの心を
凍えさせる。