「……えぇ?!」



あたしは麻紀ちゃんに視線を向けた



「陽平……その女と仲良さそうに腕組んで歩いてた」



麻紀ちゃんはそう言うと、アイスティーを飲み下を向いた



「えぇ……見間違いじゃないの?」



あたしは麻紀ちゃんをジッと見た



「見間違いじゃない、あれは確かに陽平だった」


「えっ……でも、なんか信じられないなぁ……だって、陽平くんは麻紀ちゃんラブじゃん?」



あたしはそう言ってオレンジジュースを飲んだ



「そうかもしれないけど、なんか不安になっちゃって……ねぇ、もし陽平がほんとに浮気してたらどうしよう……」



麻紀ちゃんは悲しそうな顔でそう言った