「今夜の春妃・・・・
なんかすごかった・・・・」


理輝がまだ荒い息の中で言った。


「女っていろんな顔があるの。
今日は、めちゃめちゃ興奮して
このまま死んでもいいって……
思った夜だった。」


理輝の幼い顔を撫ぜた。


理輝はヒロじゃないのに……


理輝に抱かれている間
私はヒロに抱かれていた・・・・



中学生のヒロに抱かれている
同級生の私になっていた。


何度も
ヒロ・・・と
叫びそうになる・・・・


ごまかして
ごまかして
のぼりつめた。



「愛してる・・・春妃・・・」



「私も愛してる・・・」
愛してる ヒロ・・・・



悪魔が口にする言葉


もう私を止められない・・・・


理輝はヒロの代わり・・・なのに・・・