理輝を汚すようで
罪悪感とともに興奮がたかまる・・・・



私は理輝が途中からヒロに
変わった錯覚で
激しく興奮する・・・・



口から思わず出てしまいそうになる



ヒロ・・・・
ヒロ・・・・・もっと・・・もっと・・・




理輝はヒロになった。


涙があふれ出した・・・・


涙で滲む理輝の顔は
もうヒロでしかなかった。



「春妃・・・愛してる。
ずっと…ずっと好きだった……」


理輝は何度も何度も
私に語りかける……




私も…ずっとずっと愛してた
あなたのおとうさんを……


ごめん理輝……


そう思えば思うほど私は
快感の波に翻弄される・・・・


悪魔・・・・・・


さっきまで愛し合ったソファーで
家族と夕飯をとる


仮面の私は明るく元気に笑う。



「おねえちゃんがいるとうれしい」
麻妃は何も知らずにそう言った。



テーブルの下で私の足と理輝の足が
絡み合っていることも知らずに




最低な人間・・・・・
理輝を悪の共犯者にしてしまった。