「春妃、なんかあったのか?」
すっかり男らしくなった理輝


「理輝に心配されるなんて…
大人になったね。」


「中学生だし
春妃より大きくなった。」



「うっそ~!!
ちょっと背くらべしよう!!」


理輝を立たせた。



「え~~まだちっこいよ。」
私はおかしくて笑った。



「春妃がでかすぎなんだよ。
麻妃なんてとっくに抜いたし~」



「おじさまくらい大きくなるかな~
そしたら春妃が172センチだから
並ぶといい感じでしょ?」


でも男らしくなった。


理輝の頬をおさえて
じっくり見つめる。



ヒロに似てる・・・・・
ヒロと見つめあっている
錯覚に陥る・・・・・


「春妃、俺だって大人なんだか……」


そう言いかけた
理輝の唇を奪っていた。