いつ、歩き出したの? わたしは
いつも足が竦んで 進めなかった

飛んでいるてふてふは
わたしを連れていってくれない

ああ、まただ
わたしの悪いくせ
また、あなたを困らせて
自分だけ泣いている
恋、来い

からまる蜘蛛の巣は
わたしの足を止めて
「まただ、お前の悪いくせ」

ああ、まただ
わたしは聞こえないふり
自分だけ笑っている
ずるいな