「お前にいつか大好きって言わせてやる!そんぐらい俺、お前が気になってしょうがないんだ」

長谷川が歩みを止めて俺の方に振り向いた

「…っ宣言しても良いぜ!」

「……」

俺はピースした

「後二年でおとす」

そう言って俺は笑った

長谷川は俯きながら何か口の中で喋って、こっちまで聞こえなかったけど、なんか喋ってどっか行った

これが俺の高一の美しき思い出

次の日から俺は必ず毎日三回長谷川に話しかけた

用がなくても有る振りする

邪魔扱いされても気にしない

途中あんまり疲れた時は長谷川以外のつまみ食いもした

でも、長谷川を構うのは止めない

そうして、俺達は高三になったんだ