自慢じゃないが、ルックスは悪くないと思う

女の子と付き合ったことも何回かある

が、

初めて女の子に告って断られたのが納得出来なくて

悔しくて

ついムキになって

「俺が嫌い?」

挑むように言ってしまった

「…斉藤君みたいな人、一番信じられない」

睨んで言われた

俺はつかんでいた腕を放した

「悪かった痛かっただろ」

「別に」

言って長谷川は俺に背を向けた

そして俺は

「あきらめねーからな!」

なぜか長谷川の背中に向かって喋っていた