「何、目丸くしてんの?

だって、指輪を自分で買うなんて

なんか味気ないじゃん。」


ケイスケはあたしの

あまりの驚きぶりに笑ってる。


「でも、だって指輪だよ?

なんでもない日に、

しかもそんなに安いものじゃないし…。」


「いいの。

それとも、ハナは嬉しくない?」