* * * * *


結局部屋は片付かず、

一人暮らしじゃないケイスケの

自宅には泊まれず。

(というかこんな深夜には行けない…。)

あたし達は仮宿に居た。


新居は来週末からじゃないと

まだ入れないし。


「懐かしいね。

最初もこの建物じゃなかった?」

冷蔵庫を開け閉めしながら尋ねる。