「そういえば、

お前合鍵持ってないの?」

「あぁ、持たないことにしてんの。

防犯意識の確認も出来るし。」

笑ってそう答えると、

マサシが首を傾げる。


「お前はいいかも知れないけど、

ハナちゃんは平気なの?」

「結構生活に土足で入り込まれるのを

嫌うからちょうどいいらしいよ。」


そういうもんかねぇ。

そんな会話でどうにか会議も進んだ。