「早く帰るよ。」

そう言うとハナは笑って見送った。

弁当が2つ入った紙袋を持って

にやけながら歩く。


「何、一人で笑ってんだよ。」

マサシが笑って声をかける。

「お前のもあるよ?」

「え?、ハナちゃんの弁当?!」


「会議飯だって昨夜言ったら

朝、お前にもって2つ作ってくれてた。」

「まぢで?!、嬉しい!」

弁当なんていくらでも貰えそうなのにな。