「うん、いつお迎えしたの??」

ワクワクしている優奈には申し訳ないけど、

「ごめんね。優奈。私全然、意味分からないや。」

私がそう言うと、優奈は驚いた顔をした。

「へっ?!なんで??」

「なんでって………」

「だって、その子、お人形じゃないの?」

私は相当変な顔をしていたと思う。

「なっ……なんで……なんで分かったの?!」

「だって、私の家にもいるもん。」

「そうなの!?」
「うちの子は女の子だけどねっ!ほら……」

優奈は携帯で写真を見せてくれた。

そこには、サラサラの金髪の女の子が写っていた。

フリルとレースとリボンの塊のような服を着ていて、触ると壊れてしまいそうな雰囲気がある。

思わずうっとりとしてしまう。

「凛のとこの子はどんな子なの?」