身仕度が出来ると、いつまでもグズグズとしている亜由美と優奈を、引きずるようにして外に出た。
冷たい風が頬を刺す。
見上げた空は、遠くからどんよりとした雲が流れてきていた。
今夜は雪になりそうだ。
「寒ぅー!!」
亜由美が身を屈めた。
「風邪引かないようにね。」
珍しく、外まで見送りに出て来てくれた有希さんは、肩にかけたストールの前を片手で押さえながら、亜由美の背中をさすった。
「うん!有希さんも寒いから中入っちゃって!」
冷たい風が頬を刺す。
見上げた空は、遠くからどんよりとした雲が流れてきていた。
今夜は雪になりそうだ。
「寒ぅー!!」
亜由美が身を屈めた。
「風邪引かないようにね。」
珍しく、外まで見送りに出て来てくれた有希さんは、肩にかけたストールの前を片手で押さえながら、亜由美の背中をさすった。
「うん!有希さんも寒いから中入っちゃって!」