私は、慶太に「また明日ね!」と声を掛け、いつもの様にマフラーを巻いたりと身仕度する。

明日は私達にとって、特別な日になるだろう。

皆で、亜由美の作った紙の帽子をかぶって有希さんのケーキを食べて、慶太にプレゼントを渡す。

いつもより更に沢山の笑い声が溢れる、素晴らしい一日になりそうだ。

そんな期待感が嫌でも高まってくる。

亜由美のプレゼントがどんな風に仕上がったかも、はっきりは分からないから、それも楽しみだ。