「足音か…じゃあやはり…古屋氏は生きて…」 やはりそうなのか。 でもどうして…。 「そっちはどうなったの?」 「古屋氏が居なくなってた」 「まあね、あれで普通に死体あっても面白みないわ」 宏美さんは茶化すように言った。 「そうですか…」 しかし、雫は何を言うでもなく考え込むだけだった。 「俺が思うに…」