雫ちゃんを1人残し、私達8人は古屋氏の部屋へ向かう。
いくつもの扉を抜けて、更に奥へ進んでいく。
「現場を見ないなんて、探偵失格だろ」
石崎は、馬鹿にするように言う。
「これが、遊びだと思ってるわけ?」
「宏美さん、落ち着いて。あんた達と、目的は違うんだ。一緒にするな」
私が思わず苛ついた口調で言えば、すかさず明くんが宥める。
そして、彼らに強い口調で宣言する。
明くんらしいわね。
古屋氏の部屋は、奥まった所にあった。
他の扉と同じで、区別はつかなそうね…。
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