真犯人に近付く1歩が、仕組まれたものだった…なんて、誰も思わなかった。 いや、寧ろ真犯人の足跡は、それ以外に無かったのだ。 ――真犯人を探しに行こう。 殺人を誰かの手で、行う卑劣な殺人鬼を探しに。 そこに、どんな結末が待とうとも。