やっぱり、ここは星が綺麗だ。
出歩きたい夜だけど、我慢我慢。
おばあちゃんが用意してくれたご飯を食べて、お風呂にも入った。
髪を乾かした後に、おばあちゃんと二人でこたつで話をした。
「おばあちゃん、ごめんね。」
「何をだい?」
「寂しかったでしょう?ごめんね。」
「そんなこと……夜深ちゃんか気にすることじゃないよ。夜深ちゃんにはどうすることもできなかったんだから」
「……おばあちゃん…」
「そういえば、昔、夜深ちゃんには仲いい男の子がいたねぇ…同い年の。」
「…男の子……」
「近所にいたの、覚えてないかい?」
「覚えてるよ……でも小さかったから、名前は覚えてない。たしか、私達が引っ越す少し前にあの子も引っ越しちゃったんだよね?」
「そうだったねぇ……見送りに行ったとき夜深ちゃんは泣いて泣き止むのに時間がかかったよ…」
「ふふっ…そうだっけ…」
「懐かしいねぇ……」