おばあちゃんは、私が大げさにため息をついたものだから
目尻にしわを寄せて、優しく笑った。
「今、近所のおじさんにお迎えを頼んだから。すぐに来るから大丈夫だよ」
「ほんと!?ありがとう…」
おばあちゃんは本当に優しい。
昔と変わらないね。
変わったといったら一つ。
大分、白髪が増えた。
私達が引っ越してから、おばあちゃんはどんな思いをして生活していたんだろう……
「ほら、夜深ちゃん。車来たよ…」
「あ……うん」
おばあちゃん、どんな思いしてた?
寂しかったよね……
ごめんね。
ごめんね。
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