電話を切るときのおばあちゃん、少し元気になっていた気がした。
私も、少し元気になっていた。
おばあちゃんは昔から優しくて、私はそんなおばあちゃんが大好きだったんだ。
お腹がすいたときに、おばあちゃんの作ってくれるお団子が好きだった。
誕生日には、赤飯といなり寿司を必ず作ってくれた。
そんなおばあちゃんの料理をあれから食べていない。
今日帰ったら、いっぱい話をしよう。
おばあちゃんも寂しいはずだから……
おじいちゃんが亡くなって、すぐに私達は引っ越した。
おばあちゃん、あれから寂しかっただろうな……
おばあちゃんと話して、“ごめんね”って言わなきゃだね…
早く会いたいな……
おばあちゃんに……