ドキンーー
ドキンーー
瞬きもできない……
この人に見つめられたら…目をそらせない…
「夜深。今日の夜、夜深の部屋に行ったら……言いたいことがあるんだ。聞いてくれる?」
“うん”
って言いたいのに、声が出ない。
「夜深?」
“うん”という返事の代わりに、私は一度小さくコクンと頷いた。
それを確認した唯人君は
「ありがと!!!」
と歯を見せて、笑った。
チクチク…
ダメだ。
私……
唯人君と…
ずっといたい…
明日…クリスマスにも、一緒にいてよ……
私より優先させるものって何?
唯人君。
好きだから……
心でこんなこと考えちゃう。
心が綺麗なんて君は言うけど、私の心は嫉妬心ばかりなんだよ……
でも…この醜い心を
唯人君に見せられたら、私…
もうどんなことも怖くないわ……
私…唯人君が
大好きです。