意味がわからない。
自分に苛立ったり
唯人君に変な嫉妬したり。
この何だかわからない、モヤモヤとチクチクが混ざったような気持ち。
これを、何て言うのかな……
誰も教えてくれなかったもの。
わからないの。
だから、正直、唯人君が私を好きって言っているのも信じられないんだ。
彼のその言葉だけが、信じられない。
好きって何?
愛って何?
そんなの……
わからないよ。
でも、ただ言えることは
唯人君が私より優先させるものが憎い。
唯人君が私より好きなものが羨ましい。
そうやって、わがままな感情が顔を出す。
彼を利用?
それかも。
でも、憎いとか羨ましいって思うのは
利用ではない……
じゃあ………?
この想いはどんどん募っていくよ。
まるで、チラチラと舞い落ちては積もる
粉雪みたいに…